「希望留年制度」って?
「希望留年制度」という聞きなれない言葉が、連日のように耳目に飛び込んできます。あえて単位を落として大学に残り就職浪人するといったケースは昔からありましたが、こちらは卒業要件を満たしていながら、いわば大学公認で在学する権利を得る、という仕組みであります。
今年2月末時点での大卒就職内定率は80%で、もちろん史上最低。就職浪人を避けたいという“緊急避難”に加え、日本には大企業を中心に「新卒が募集資格」という慣習が根強く残っているためというのが、この「制度」の理由とのことですが、思わず「う~ん」と唸ってしまいます。「何かが間違っている!」、「我が国の行く末はどうなってしまうのだ!」などと、知らず知らずのうちに気持ちは正しい日本の頑固オヤジ代表です。
そんな折、テレビ番組で見た未内定者対象の合同会社説明会に参加していたある女子学生の言葉が印象的でした。「時代のせいにはしたくありません。どんなに厳しい就職状況でも内定をもらえる人は、ちゃんといるのですから」と。その女子学生は数日後、念願の内定を獲得したそうです。心の中で拍手です。まだ、捨てたものじゃない。何かと言うと「社会のせい」にしがちな若者が増えたと言われる昨今、それでもそんな前向きな心を持った“人財”を社会が見逃すわけがないのです。








