トキの国から
第64回国民体育大会「トキめき新潟国体」がいよいよ始まりました。水泳競技が本大会に先駆けて行われましたが、本大会は9月26日に開会式を行い、10月6日まで県内各地で各種競技が開催されます。現在、本大会開催に向けて主催者側は最後の仕上げ段階といったところでしょうか。大会会場となる地域では、大会を盛り上げようと頑張っている開催地地元の皆さんや大会を裏で支えるボランティアの方々がまさに大詰めを迎えています。
参加する選手の皆様に気持ちよく大会参加してもらえるように、また新潟をアピールするために地元の皆さんも必死です。
その中の一つ、佐渡会場では試合前やゲームの合間に、佐渡を代表する郷土芸能であり全国的に有名な鬼太鼓や佐渡おけさなどを披露する予定だそうです。選手達や応援に来た人たちに、「せっかく佐渡にくるのだから競技以外でも楽しい思い出を持ち帰って欲しい」とのことで地元関係者は練習に励んでいるそうです。
さて、佐渡といえば、国際保護鳥に指定され、学名「ニッポニアニッポン」でも知られるトキが生息している島です。新潟県の「県の鳥」に指定されたトキは、中国の協力を得ながら人工繁殖が順調に進み、現在150羽を超えるまで個体数が増加しています。
かつてトキの群れが夕日を浴びて飛んでいく光景はとても美しかったそうです。国、県、佐渡市では、朱鷺色の美しい羽を広げ、佐渡の大空を羽ばたくトキの姿がかつてのように島内各地で見られるその日を目指して、トキの野生復帰に取り組んでいます。
佐渡島で昨年9月25日に野生復帰を目指して10羽のトキを放鳥し、今年8月現在、放鳥した10羽のうちオス4羽が佐渡島内、メス4羽は佐渡島外で確認されています。今年は「トキめき新潟国体」開催期間内の9月29日に、佐渡島内で20羽程度のトキを放鳥する予定だそうです。佐渡島へのトキの定着と野生の下での繁殖により、佐渡島の空にトキがはばたく日がくることを夢見ながら・・・。
この光景が蘇れば本当にすばらしい事だと思います。トキが住めるということはすなわち健全な生態系が維持されているということになります。地球上から絶滅の危機にあるトキを守り、トキの住める豊かな自然環境に回復させることは、究極としてわれわれ人間の生きていく生活環境を回復させることに繋がり、「安心して生活できる環境を次の世代に引き継いでいくことが大切なんだよ」ということを案じているのではと聞こえてきます。
最近「eco」が流行り言葉のように聞かれます。我々が真剣に取り組んでいかなければと考えております。
(専門教育推進部.K)








