最近の著作権ニュース 芸能界版
少し前の話で恐縮ですが、音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者が、自身が作詞作曲した806曲全ての著作権を10億円で譲渡すると会社社長にもちかけ、5億円を騙し取った詐欺容疑で逮捕されました。ニュースを見てびっくりしました。好きだったんですよね、TMネットワーク。著作権収入だけで今だに年間2億円あるそうで、10億円という譲渡金額も納得といえば納得です。まあ我々一般庶民としてはあまり現実味のない話ですが。
芸能界で著作権がらみの最近の話題として、むしろ我々にとって現実的でなじみやすい(?)のは、森進一の「おふくろさん」問題でしょうか。2006年の歌番組で森進一が「おふくろさん」を歌う際自作の詩をつけたこと等に対し、作詞家の故川内康範氏が激怒、日本音楽著作権協会JASRACに歌唱禁止を求めた問題です。先週川内氏の親族との間で和解が成立し「『おふくろさん』解禁」と報道されていました。
これら「著作権」に関するさまざまなニュース。華やかな芸能界で連日報道がされていますが、それこそ我々一般人も気をつけないといつでも起こりうる問題かもしれません。
そもそも著作権ってなんでしょう?
著作権法第1条では「この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利およびこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利益に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。」とあります。
多少乱暴な解釈かもしれませんが、ようするに作品なり表現方法なり、その作者(著作権者)の目に見える利益や心情も含めたところでの権利を保護することで、より多くの人々が創作活動を活発に行えるように定められた法律です。それが著作権収入になることもあれば、川内康範氏のように、他者に対してその著作物の利用を差止めることもできます。
「法律」ですから違反したら罰せられるわけで、それこそ「知らなかったでは済まされない」ということで、最近では一般教養として著作権教育を取り入れている学校も増えてきています。
また、ただ他者の権利侵害をやみくもに恐れるのでなく、逆にいえば、正しい著作権に関する知識をもつことで、自らの著作物を保護し有効な交渉を行うということもこれから必要になるのかもしれませんね。
特に創作活動が多いクリエイターの方々は検討してみてはいかがですか?
(教育推進部F)
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